どうも、ケンタロウ(@kentaro_koga)です^ ^
カメラを趣味・仕事の人はどこかで必ず聞いたことのある言葉「明るいレンズ」について解説していきます。
僕自身カメラが好きでよくブラブラ撮りに行っているのですが、カメラのことを調べると色々用語が出てきてよくわからないことが多々あります笑
なので、なるべく深入りしすぎず、用語をあまり使わずに紹介・解説していきます。
*用語を使った時はその用語の簡単な説明を書いています。
明るいレンズとは?
簡単に言うと「F値の小さいレンズ」です
一般的に、 単焦点レンズは2.0以下 ズームレンズは2.8あたりが明るいレンズと呼ばれています
*単焦点レンズ:焦点距離が1つだけでズームができないレンズ
ズームレンズ:ズームができるレンズ
基準としてはF値がF2.8以下だと明るいレンズだと思っていいですね
F値とは?
ざっくりいうと、レンズの明るさを表す指標で、F値が小さいレンズが明るいレンズと呼ばれる。
ここで注意! 明るいレンズだからといって写真自体明るいものが撮れるという訳ではありません。
どういうこと?
以下のツイートを見てみてください
F値(絞り値)について簡単に説明📷
✅"レンズを通る光の量が変わる"
(1枚目):F2
(2枚目):F16✅"F値が小さい程ボケる"
(3枚目):F2
(4枚目):F16英語:F-Stops、F-Number、Focal Ratio(F-Ratio)で通じる🌎
*写真はオールドレンズ (ヘリオス)👇 pic.twitter.com/9RCRR9wQht
— ケンタロウ@ウェブデザインする写真家 (@kentaro_koga) June 16, 2018
一枚目(F2)と二枚目(F16)を見比べると二枚目は“光を通す窓”がだいぶ閉じていますよね?
一枚目(F2)はその窓が開いていて沢山光を取り込むことができています。
なので、レンズを通る光が多い=明るいレンズということです。
明るいレンズの特徴
じゃあ明るいレンズにはどんな特徴があるのかというと
- よくボケる
- 暗い所に強い
- レンズがデカくなりがち
よくボケる
F値が小さいほどボケるので、明るいレンズだとよくボケます。
なので、ポートレートの撮影など被写体を浮かび上がらせて撮影したい時に向いています。
A(Av)モード:絞り優先モードでF値を小さく設定して撮影するとF値を優先して自動的にシャッタースピード・ISOなどの設定をしてくれます。
*絞りとは:先ほどのツイッターの画像にある、レンズ内の「光の通る窓の閉まり(絞り)具合」のこと
暗い所に強い
光を多く取り込むので暗い場所(室内など)でも綺麗に撮れます。
シャッタースピードを上げて手ブレ防止もできます。
*シャッタースピードをあげると光が入る”時間”が短くなるから写真が暗くなる。
だけど、明るいレンズだと取り込む光の量が多いので、暗いレンズよりシャッタースピードを上げることができる。
それに伴い手ブレが防止されるということです。
レンズがでかくなりがち
なぜかというと、以下の式でF値は割り出されているから
焦点距離 ÷ レンズの口径 = F値
*焦点距離:レンズに書いてある〇〇mmってやつ。数字が小さいほど広角、数字が大きいほど望遠です。
計算式から、焦点距離が小さければ小さいほど明るいレンズというのが分かります。
また、レンズ(口径)が大きければ大きいほどF値は小さくなり、明るいレンズになります。
なので明るいレンズはデカくて重い場合が多いです
構造が複雑な明るいレンズは値段が高くなりがちです、、、ww
明るいレンズのまとめ
- 明るいレンズは写真自体が明るくなるわけではない
- F値が小さいほど明るいレンズ
- レンズの口径が大きいほど明るいレンズ
- 焦点距離が小さいほど明るいレンズ
- ぼかしやすい
- レンズが大きく重く、値段が高くなりがち
暗いレンズはどうなの?
暗いレンズの特徴はざっくりいうと、「明るいレンズの逆」ですww
主な利点でいうと価格ですね
物にもよりますが、だいたい初心者のカメラキットなどについてくる標準レンズのF値はF3.5-5.6あたりです。
なので明るいレンズではないですね。
僕はオリンパスのOMD EM10 MarkⅡのズームレンズキットを買ったのですが、付属の標準レンズのF値は3.5-5.6でした。
入門キットとかは特に初心者が写真を撮れる状態・リーズナブルに提供するのが第一だと思うので、レンズは標準的なものになってることがほとんどです。
もちろん標準レンズでも綺麗な写真は撮れますし、日中の撮影は全然問題ないです。
むしろ、初心者はわざわざ数十万もする明るいレンズを買わなくて良いかと思います。
まずはいっぱい写真を撮って練習することですね。
手頃に背景をぼかしたいならオールドレンズ
どうしても明るいレンズを買って良い感じに背景をぼかしたオシャレな写真が撮りたいという人は「オールドレンズ」が良いですよ。
理由は「価格帯が7,000円〜10,000円程度」で「よくボケる」からです。
オールドレンズ【Helios(ヘリオス)】のレビュー・使用感【写真付き】
オールドレンズのHelios(ヘリオス)を実際の写真付きで紹介しています。ヘリオスは初心者でも簡単に使えて、ボケも綺麗に出るのでおすすめです。オールドレンズが初めての人はヘリオスをチェックしてみてください^^
紹介しているカメラでこんな感じの写真が撮れます
初心者の方は、まずは標準レンズで練習して少し物足りなくなったらオールドレンズで遊んでみてはいかがでしょう
以上です^ ^
では良いカメラライフを〜